Thursday, 1 April 2010

Russiaへの思い

○Russiaは私が行きたい国の中でも上位の国だった。なぜかというと。。。約10年以上前、中国に留学していた私にとって唯一のヨーロピアンの文化がRussiaだった。北京には大きなRussianコミュニティーがあり、皮製品の貿易が活発で、そのエリアにはRussian Restaurantやスーパー、雑貨店目当てによく出かけた。当時、中国で美味しいBreadが手に入らず、Russian Breadを買うのが楽しみだった。Russian Foodも中国で美味しく唯一本場の”ヨーロッパ国”の味が楽しめた。

数年後、仕事で中国の北部に住んでいたとき、北京以上に”欲しい物”が手人はいらなかった。Bread,ソーセージ、チョコレートが食べたい。ロシアの味が懐かしい。。私はその思いだけで、ロシアを見に、「黒河」という中国とロシアの小さな国境の街へ向かった。そこからは”黒竜江”=”アムール川”の向こう岸が「ロシア」だ!そこなら絶対Russian Bread、Russian Foodが食べれると思った!
残念ながら「黒河」ではRussianレストランが見つからなかった!が、やはり貿易センターがあり、私は「黒ミンクのスカーフ」と「毛皮の手袋」を買った!そのミンクのスカーフは今でも使っている。マトリョーシュカも30~50元ぐらいで買えたと思う?(当時としては高かったけど。。。)ホワイトチョコレートも買ったのを覚えている。アムール川の向こうにロシア人たちが行きかうのが見えた。いつか”行きたい”と強く願ったのだ!


○Honeyの仕事のため今回Moscowを訪れた。滞在期間中に一度、私がHoneyの仕事先に迎えに行き、タクシーに乗らず一緒にMoscowのメイン通りを歩いてホテルに戻ってきた時。。。Honeyはもちろんスーツ姿にブリーフケース!どう見てもビジネスマンの姿でメイン通りを歩いていたのですが、地元の人にジロジロ見られて、私は「あなたたちは、アジア人がスーツ着てるの見たことないの?」と言ってやりたいほどでした!!でも、それくらいRussiaでのアジア系の地位の低さを物語っているのかもしれません。アジア系(中国系やモンゴル、中央アジアの人)といえば、ウェートレスや清掃の仕事をしている人をよく見かけました。Moscowという首都でもアジア系のビジネスマンを珍しい目でみるということにとても残念な気持ちになりました。

○HoneyがMoscowで実際仕事をしてみて感じたことですが。。。20代の若い世代の人は、仕事上では特に隔たりを感じず仕事の話ができたそうですが、40、50代以上ののロシア人の中には、仕事上でも、差別的な言葉や態度をとる人がいたそうです。ソ連からロシアに変わったのは1980年ごろ、それ以降の世代から変化が見られるようになったと言えるのかもしれない。

○レストランに入って一度だけアジア系のカップルを見た!地元のアジア系の人たちはレストランで食べる余裕がないのか?他のお客さんからも「珍しさかなのか?なぜ、アジア人がレストランで食べるの?という意味なのか?」ジロジロ見られることも結構あった。

○Moscowに到着してすぐ感じたことは。。。「まるで、ここは10年前の中国だ!」ということ!!”①ブスッ”とした対応のサービスは決してアジア人の私達だけにではない。地元のお客さんに対しても”ブスッ”としているところがある。サービスの様子を見ても、与えられた仕事以外はしない、その時々による”対応””適応”などは考えていない。
②①のような状況は、笑顔はなく、怒っているのかと感じる表情。”内”には愛想がいいが、”外”には愛想が悪い。
③「車が汚い!洗わない!」冬は雪も降り、すぐに汚れてしまうという理由だけではないだろう。。車が汚すぎる!!”洗う”設備が少ない?、お金がかかる?、外が寒くてできない?、空気が汚い?(工場排気ガスや黄砂などが原因?)
④あるレストランでのことだが。。。アジア人の対応はアジア人が”する””できる”と思っている。アジア人ならアジア人のスタッフで対応できると思っている!肌の色、顔かたちが違っていても人としての基本的なものは同じであるのに。。”それを考え間違っている。
⑤トロリーバスが走っている。しかもボロボロ!よく故障で止まったりしている。
⑥運転手付の車が多い。超高級レストランでもないのに、ドア前には愛想の悪い”警備の人”、”ドアマン”、”お客さんのコートかけの人 ”など仕事が細かく分かれている。それだけ貧富の差がるということでもある。
⑦街全体の雰囲気、人も、”沈黙”というか。。。”影”がある感じ。

。。。。。これらのことがまさに、ロシアに行って、10年ちょつと前の中国を見たという感じ!中国の改革開放が1980年に始まり、ロシアとは10年の差があるというのとちょうど重なる。ただ、中国人は自分達の”考えや経済が遅れている、または、変えたいということ”を認めて努力してきたところがあるが、ロシア人はそうではないように感じる。ロシアだけでなく、世界的に浸透した”白人主義”の歴史が影響しているのは確かであるとは思う。”自分達はこれでいい!外の世界を知らない、受け入れない傾向があるように感じる。ロシアの街を歩いても、”活気”を感じない。(私が知りえるこの10年、中国では”活気”がみなぎっていた)中国のように急激には”経済も思想”も発展しないかもしれないが、10年後には変化したRussiaをもう一度見たいと思う。

その他。。
○Moscowのタクシーには注意が必要。メーター付のタクシーはないのか??すべて交渉だし、タクシーという”マーク”もない!道に止まっている車に声をかける。でも、外国人にはとんでもない値段を付けてくる。5分もかからない場所へも900Rとか言われたました。(通常100Rぐらいだけど。。)今回、Honeyの会社からタクシー会社を紹介してもらっていたので、空港までのタクシーは妥当な値段だったのでよかったです!!(じゃないと、空港で誘いをかけているタクシーは、市内まで2000R以上かかる。ということだった!)

○空港周辺の住宅は、まさに私が昔TVでみた高層アパート。ソ連時代の住宅であり、老朽化していているが、今でも多くの人が住んでいる。
20年前TVで見ていたように、当時は、みんな工場で働き、沈黙の時代がここにあったのだろうなあ。。。と感じた。

○確かに20代の若い店員さんでサービスのいい人に何人か出会った。日本レストランやイタリアレストランでも若い人は丁寧に声をかけてくれました。とても嬉しいし、気分もよくなりました。小さなお店のおばさんも英語は通じないけど、親切に対応してくれた方もいました。ありがとう!

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